年金分割 年金制度
年金制度は,国民年金,被用者年金,私的年金の3階建ての構造になっています。
今日は,そのうち被用者年金についてのご説明をしたいと思います。
被用者年金は,会社員や公務員の方が加入する年金で,すべての国民が加入する国民年金に上乗せする形で年金の給付がされるものです。
厚生年金と共済年金があります。
厚生年金は,簡単にいうと70歳未満の従業員が被保険者となり,保険料は報酬に比例して決まり,保険料は被保険者hン人と事業主が半分ずつ負担します。
厚生年金は,老齢厚生年金,障害厚生年金と障害手当金,遺族厚生年金があります。
それぞれ,標準報酬に比例する形で算出されます。
次に,共済年金ですが,被保険者は,国家公務員,地方公務員,私立学校教職員です。
保険料が報酬に比例する点,保険料を被保険者と使用者が半分ずつ負担するのは厚生年金と同様ですね。
そして,共済年金の給付内容としては,退職共済年金,障害共済年金,遺族共済年金があります。
これらは,国民年金の給付に上乗せする形で支給されます。
以上が被用者年金の概要です。
横浜の離婚弁護士 細江智洋